iOSDC 2019にスカラシップで参加しました
こんにちは。
今回iOSDC Japan 2019に参加してきました。
iOSDC とはiOS関連技術をテーマとしたカンファレンスです。
期間は2019/9/5〜9/7で西早稲田キャンパスで開催されました!
参加したカンファレンスの内容や感想を書いていきたいと思います。
参加したきっかけ
サイバーエージェントさんのスカラシップ制度を利用させていただきました。
この制度でサイバーエージェントさんが,iOSDCのチケット代,会場までの交通費,またカンファレンス期間の宿泊所の手配をしていただきました。
さらにカンファレンス開催前にサイバーエージェントさんのオフィス(Abema Towers)を見学させていただきました。また,社員の方々とランチに行きました。たくさんのお話を聞くことができ,とても有意義な時間を過ごせました。
本当にありがとうございました。
スカラシップで得られたもの
もちろんカンファレンスに参加してエンジニアの方々の知見を聞けたこともそうですが,学生のエンジニアの方に出会えて交流できたこともスカラシップで得られたことの1つです。
スカラシップで4人の学生と出会うことができました!
セッション
LT枠も含め30以上のセッションを拝見しました。その中で特に印象に残った2つのセッションについて書いてきます。
スナップショットテスト実戦投入
私もアプリにスナップショットテストを入れているのですが効果的な使い方がわからず,ただなんとなくテストを回している状況でした。
このセッションでは,スナップショットの実装方法からどのように運用していくのかが正しいのかを学ぶことができました。
テストの目的やスナップショットをするべき画面はどのような画面なのか,またどのような条件で撮影をしたらいいのかを解説していただきました。
スナップショットテストはまだまだ発展途上のような感じもします。
UIの表示方法は変数の値によって変化します。もちろんその変数の値がローカルだけで決定するのであれば撮影は簡単です。しかし,変数の値がグローバルであったり,サーバーから値をフェッチしてUIに反映させるのであれば,タイムラグを考慮して撮影をする必要があります。
また,ある表示を再現し撮影するためにはそもそもFatViewではなくMVCやMVVM等のアーキテクチャを選択していた方がいい場合もあります。
スナップショットテストの導入はコストが比較的高いですが導入後の効果は絶大であると思います。
またスピーカーのimaizumeさんと懇談会でお話ししました。
やはり,スナップショットテスト自体の文献が少ないのが現状だそうで,もっとこのテストの知見を広めれたらということでした。
私も,スナップショットテストをどう使っていて,どのような効果が出ているのかの情報をどんどん発信していこうと思います。
ソーシャルライブサービスにおけるデジタル化粧の仕組みと実装
このセンションではデジタル化粧の実装方法について学ぶことができました。
顔の特徴点を取得する方法やどのように画像を変化させるのかが丁寧に説明されていて,理解しやすかったです。
個人的には読み込んだ顔を細くする処理においてSpriteKitのSKWarpGeometryを使って顔を細くしていたのが驚きました。
なぜなら,普通ならUIImageなどを使って処理を行うと思うのですが,それを使わず2Dゲームライブラリの機能を使用していたからです。
私は各セッションでぽちぽちとメモを取っていたのですが,このセッションのメモの量が一番多かったです!
まとめ
日本においてiOSの情報をキャッチアップできる数少ないカンファレンスの1つに参加できてとても光栄でした。
また,カンファレンスで何度も言われていた「iOSDC = コミュニケーションの場」の意味も真に理解できたと思います。
懇談会では現役のiOSエンジニアの方とたくさんおしゃべりができ,普段の開発の様子から勉強の仕方,情報の集め方,また開発の楽しみ方を教えていただきました。
Twitterのアイコンでしか知らなかった方とも出会え,たくさん意見交換ができました。
まさに「コミュニケーションの場」でした!
その上,一緒に参加した学生エンジニアの方とも仲良くなれて良かったです。
今回のカンファレンスで得た知識をこれからの自分のプロダクトに反映させていきたいです!
スタッフの方,スピーカーの方,参加者の方,サイバーエージェントの皆様,本当にありがとうございました!